Metabones Speed Booster Y/C-FX

そもそもこの商品って何？って話なんですが、基本的にはデジタル一眼用のマウントアダプターと考えていただいて問題ないです
ただ通常の場合CMOSとフィルムの大きさの関係で、APC-Sの場合には焦点距離が35mm換算すると実質1.5倍になってしまうという問題点がありました(マイクロフォーサーズの場合は2倍)
単純に画角が変わってしまうので、35mmの広角レンズが標準レンズ相当になってしまう感じです
単に画質を楽しみたいのであればそれでもいいのですが、焦点距離も同じだったらいいのになあと思うのは自然なことです
とは言うものの、フルサイズの一眼なんてものはLeica M(正確に言えばレンジファインダー機ですが)みたいなバカっ高いものになってしまいます

そこで、マウントアダプターに焦点距離を調整するためのレンズ(レデューサーレンズ)を入れた商品が登場する訳です
当然レンズが増える形になりますので、そのレンズの質が悪いと焦点距離はいいけど画質が台無しになっちゃうという部分があるのですが、この商品に関しては周辺部がやや流れる傾向があるものの、画質的には無問題
むしろ集光効果によりシャッタースピードが速くできるというおまけ付です

不満な点は、値段がそれなりに高い点と、三脚固定用のネジがマウントアダプターに付いているため、もったときに違和感があるといったトコでしょうか
また手持ちのPlanar 50/1.4は問題ありませんでしたが、レデューサーレンズとレンズの後玉が干渉して取り付けできないレンズがある点も要注意です
この辺りは、ググったりして自分の持っているレンズが付けれるかどうかチェキっておくのがいいかと

またメーカーは違いますが、Lenz TurboというSpeed Boosterよりも安価な商品もあるみたいです
NEX用がメインのようなので、NEXユーザーの方はそちらをみてみてもいいカモですね